今回の主人公は「ひょうたん」
かがくいさんならではのユニークな発想に表紙を見るだけでニヤニヤ。期待が高まります。
みみかきめいじんのひょ・うーたん先生。名人というだけあってお客さんは皆あまりの気持ちよさにとろけてしまうほど。
私は子どもの頃母に耳かきをしてもらうのが嫌いでした。なんせ痛かった。気持ちいいと思ったことなんて一度もなかったかと。
なのでとろけてしまうほど気持ちのいい耳かき、とても憧れます。
そして名人をお手伝いする弟子のひょうすけの表情がとっても可愛らしい。ラストの師弟関係にほのぼのさせられます。
ほじほじほじ。
この本を読む前に新聞でかがくいさんの訃報を知り、ショックで言葉もありませんでした。もう新たにあのユーモラスなお話を読めないんだと思うと本当に残念でたまりません。心よりご冥福をお祈りします。