「ぶたのたね」 みんなの声

幼い子供には固定観念とゆうものはありませんから、ぶたが木にたくさんぶらさがってる光景も、ぞうがマラソンしている様子も理屈ぬきでおもしろいみたいで、うちの息子は大爆笑です。

オオカミってどちらかいえば悪役なイメージがあるんですが、（赤頭巾ちゃん然り三匹のこぶた然り）この絵本のオオカミってば不器用で一生懸命やっても失敗しちゃったりして、なんだか親近感さえ覚えます。

表紙だけを見てるとちいちゃい子向けかしら？と思うのですが，内容は面白いです！子供たちもかわいそうなおおかみっと思ってるみたい。足がおそいオオカミを想像するだけで子供と笑ってしまいました。

足が遅くて一度もぶたを食べたことのないおおかみが、ぶたのたねを育てる話。おおかみがぶたを食べれる日を楽しみに、ぶたのたねを育てて、見事、たくさんのぶたが実るのですが、運悪く、ゾウのマラソン大会の足音でぶたが木から落ちてみんな逃げてしまう始末。さらに悲惨なことに、1匹気を失ったぶたを丸焼きにしようとしたら、ぶたにあばれられておおかみのしっぽに火がついてしまうというさんざんなおおかみ。ここまでついてない（まぬけな？）おおかみも珍しいですよね。普通なら強いおおかみが、足が遅くておまぬけな設定が、とてもおもしろかったです。また、最後におおかみが、再度ぶたのたねを植えているのですが、”がんばれ！”と応援したくなります。

好みの絵で絵本を選んでしまう私なのですが
これは、読んでみてなんじゃこりゃ？この設定って・・・！
お、おかしすぎる〜。
そして、一気におきにいりになった絵本です。

狼って、「七匹の子やぎ」でも「赤ずきんちゃん」でも
いつでもずるがしこい悪役だったのに。
ぶたのたねの狼は憎めないというよりは、愛すべき狼。

もう一粒、種をもらって植えたらいいのに・・・
はやく狼におなかいっぱいぶたを食べさせたい・・・。

ブタより足が遅くて今まで野菜と木の実しか食べたことのないオオカミが主人公。この設定がまず面白いです。頭を柔らかくして読まなければ〜と気を入れなおしてページをめくると、今度はキツネ博士が「ぶたのたね」をくれるという。一生懸命育てたらブタの木は大きく育ち、とうとうある朝、たくさんのブタが枝にぶら下がっていた！
このページの絵がとても大胆で斬新。とにかく楽しいのです♪言葉ではうまく説明できないので、ぜひ実物を見て欲しいです。
お話はこの後、ゾウのマラソン大会のため、ブタはみんな逃げてしまい、唯一残った１頭も結局食べられない、というちょっとトホホな結末です。
個人的には、ゾウのマラソン大会というのが、余りにも唐突な気がして、☆☆☆☆にしました。例えば前半のページに小さくゾウが準備体操している様子なんかが描かれているとあそこで登場しても納得できたかな、と思ったのですが、どうでしょう？（突然だからこそ、より面白いのかもしれませんが‥）
以前にいた小学校のお話会のグループで、このお話の人形劇をしました。ゾウが走ると同時にブタがゆさゆさと下に落ちる、という仕掛けを作ったら子供たちに大うけでした。動きをつけるとまた違った楽しさがありますね。

なんだかふしぎな感じですね。まぬけなおおかみとかしこいぶたがでてきて、どっちかというと、狼を応援したくなってしまうそんなおはなしです。ぶたがなる木ができてしまう。狼が、ぶたたちにつぶされてしまう。変なおはなしに思うけど、子どもたちはおもしろくて、楽しめると思います。それは、怖いおおかみがこわくなくて、いつもやっつけられているぶたがつよいからということもあるのではないでしょうか。

足の遅いおおかみくん，という設定がまず，大笑い．ぶたにばかにされているおおかみくんの絵を見て大笑い．ぶたが木に鈴なり・・・で大爆笑．ぞうのマラソン大会で笑いすぎて涙・・・．そして最後も・・・．
笑うところが沢山あるこの絵本，子供達も大好きです．なにしろ，ページをめくる前に笑っちゃうんですから．
おおかみくん，頑張って，と応援したくなる，楽しい本です．

動物が木になる話って、結構あるもんですね。
これもそんな一冊。
でも、佐々木マキさんの絵だと、なんだかおかしいのです。
すずなりのブタが、なんともいえない滑稽さを、かもしだすのです。

足が遅くて、ブタをつかまえられない狼くん。
きつねはかせに泣きついたら、くれたのが「ぶたのたね」
せっせと育てて、やっとぶたがなったというのに、
ぞうなんかがドスドスやってきて、全部ぶたがおっこちて、あっという間に逃げてった。
一匹だけ残ったぶたにも、しっぽに火がついた隙に逃げられちゃった。

あわれな狼…

本当に同情します。
でも、ちょっと狼がさんざんすぎるような気がしました。
絵が５点で、お話は３点、間をとって、四点にさせてくださいね。

私の中で、かなりうけたお話です。
だってぶたがたっくさん木になるんですよ。
しかもおおかみがぶたよりあしがおそくて、結局一匹もたべられずににげられてしまうんです・・・。
佐々木マキさんって最高ですね。
ぜひ続編もよんでみなくちゃ。
子供もぶたがたくさん木にぶらさがっているのをみて、大興奮でした。

評判がいいので期待して図書館で借りてみましたが・・・。この評価になったのは、絵がどちらかというと漫画ちっくなので私自身あまり好みではないのもあるのかもしれません。
お話の展開も得に「おお！」といったことも私自身はありませんでした。やはり頭が固いのかしら・・・
絵も分かりやすく、子供には印象に残る本のようですが。