アンガスは、スコッチ・テリアの子犬です。
見るもの嗅ぐものなんでも知りたがりましたが、中でも一番知りたがったのは、生垣の向こう側から聞こえてくる「ガー、ガー、ゲーック、ガー!」という音の正体でした。
ある日、アンガスは、家を抜け出し、垣根の下にもぐりこみ、その音の正体を探りに行きました…。
アンガスのなんといっても可愛いこと! 何にでも興味をもち好奇心旺盛なアンガスの姿に、子どもの姿を重ね、小さな(大きな?)冒険を一緒に楽しみました。
マージョリー・フラックの絵も素晴らしいのですが、文章がまたいいですね。くすっと笑ってしまうツボがたくさんあり、瀬田貞二さんの訳のセンスのすばらしさを感じました。
最後の3場面の、この絶妙な「間」は、なかなか他の絵本では見ることができません。必見です。(笑)