おばあちゃん思いのくまくんと、孫思いのおばあちゃん。
何とも心が温かくなる、優しい、優しいお話です。
我が家には6歳の息子と4歳の娘が居ます。
そして、認知症のひいおばあちゃんが居ます。
子供たちが生まれる前から少しずつ症状が出ていたので、二人の事は全く分かりません。
最近は私の事も、パパの事も分からなくなってしました。
だから、ずっと会わないようにしていました。
この本を読んで、忘れていく本人が一番悲しく、辛い思いをしているんだな、と分かりました。
分かっているつもりでも、なかなか人の立場になって物を考えるのは難しいものです。
最初は怒ってしまったくまくんも最後は、「僕が覚えているから・・・」。
涙が出るほど感動したのと同時に、くまくんのような優しい子に育ってほしいと感じました。