勉強が苦手なたろう君。
お母さんに注意されてけなげにお勉強を始めました。
それにしてもやればできるんじゃない。
一生懸命勉強しているのに、こぶができてはかわいそうですよ。
妹のちょん子にリードされている兄貴というのも微笑ましいのですが、これで良いの?
って、これは私の頭が固い証拠。
『こぶとりじいさん』をベースにして、こんな話を書き上げるたかどのほうこさんの頭はとても柔らかいのです。
きっといろいろなこぶをもっているに違いありません。
お話の中では、本当の鬼が出てきて昔話にタイムスリップ。
そんな鬼社会も近代化されているようです。
楽しみながら読み終えた私は、何をポイントに読めば良いのかといった、自分の観点を忘れてしまいました。
ドタバタ加減が楽しい絵本です。