雪の朝、ベッドから起きてきた男の子。向かったのは洗面所。
それから着替えて、食事をして、犬の散歩に出かける。
そして犬の散歩から帰るまでの様子が描かれているのですが
男の子や犬の姿はなく 足跡のみ。(最後のほうでチョロっと男の子とワンちゃんが顔を覗かせますがそれだけ)
しかも文字が全くないので 辺りの景色と足跡で想像を膨らませることができる楽しい絵本です。
どうやって読み聞かせようかな〜??と思い、ひとまずページをめくったら
娘が楽しそうに一人で読み進めていました。
・・・のでそのまま娘の読むのを側で眺めていると
全ての足跡に擬音をつけて読み進めることにしたようです^^
娘:「ペタペタペタペタ」←家の中を裸足で男の子が歩いている様子らしい
「(やたらと高い声で)キャンキャンキャン!!」「てくてくてくてく」
↑犬の散歩に出る様子。男の子は靴を履いたので擬音が変わったの?!(ちょっとビックリ)
「チチチチチっ!」←鳥の足あと登場。
「タッタッタッタッタ」←うさぎのあしあと登場。
いろんな動物たちも登場してきて にぎやかに。
でも足跡だけなんですけどね。
それでも読み進めるうちに足跡だけなのに本当にそこに男の子がいて犬がいて
実際やっている動作が目に見えるような気がしてくるから不思議なんですよね。それほど足跡の描き方が緻密で巧いっていうことだと思います。
この絵本には別紙が付いています。
それぞれの場面に合った男の子と犬の動作のイラストが載せてあって
それぞれがどのページに当てはまるか照らし合わせられるようになっているんです。 ちょっとしたクイズ色が加わっていて面白いなーと思います