男の子がおもちゃの車の後ろ半分がないことに気付き、「おっとおとしもの」と探しにいくんです。
ただそれだけなのに、すごくおもしろい!(と、私は感じた。)だって、道には、誰が落としたのか、それとも捨てたのか、いろんな物が落ちてるし、いろんな人がいるんです!ぶつかったおじさんに「わたしのえんぴつ見ませんでしたか」なんて聞かれ、確かに見たぞ〜、と読者の私たちは、前の方に戻らされてしまう。(もちろん、この男の子みたいに先に進んでもかまわないんだけど・・・)そんな風に、あっちへ行ったり、こっちへ戻ったり、最後の最後まで、行ったり来たりしながら楽しめます。
それに、ポイ捨て禁止、落とし物は交番に届けようなど、マナーも学べちゃうすぐれもんです!