嵐の夜に眠れない男の子。
外の風は「きっとトリゴラスだ!とぼけんといてか!」と
お父ちゃんに詰め寄る様子がとても可笑しいです。
表情も影を背負ってすごく真剣。
読み進めるにつれ 本当にトリゴラスはいて
気が付いたら読み手も男の子と一緒に緊迫感のただなかにいるような錯覚に襲われるくらい 真に迫っているのです。
怪獣映画とかウルトラマンとかが好きな男の子にはたまらないお話ではないでしょうか?
娘は全体的に劇画タッチで男の子の顔に影がついていたりするのが怖い怖いと言ってまともに読みませんでしたが
私自身は結構好きです。
大阪弁もなんともいえません。
かおるちゃんが目的?のトリゴラス
なんとも神秘的です。背表紙のイラストも何とも言えません。