学校が終わったらスイミングに音楽教室に塾に宿題ももちろんやらないと。
ゆっくり歩いている暇はないのです。
学校が終わったら急いで帰宅。
そうです、今時の小学生は毎日忙しいのです。
アレもコレもやらなきゃいけないと、いっぱいいっぱいになって、猫も手も借りたい!と思ったときにひょんなことから手に入れた猫の手。
説明書どおりになでて漢字の宿題をやってと頼んだらやってくれた!
いい物を手に入れたぞ。
自分の意見をはっきりと言えない主人公が猫の手を使って何とか乗り越えようとするが、それによっていろんな不都合が生じ、そして災いが自分の身にふりかかってしまうお話。
いやいや続けている習い事。
やっていないのに母親にはやったと言って隠した山のようなプリント。
言いたいことも言えずにごまかして、それがいっぺんにわが身に。
そして頭の中はパニック!
親として思い当たる部分があって、少し反省。
私も子どもの声をちゃんと聞いているかな、理解しているかな、と不安になった。
最後、両親にはっきりと自分の思いを言えるようになった主人公をたくましく思い、反抗期だとか、親の言うことを聞くイイコだったのにという母親に、自分も気を付けようと思った。