ねことさかなの絵本といえば馬場のぼるの『11ぴきのねこ』が
思い浮かぶ…でもこれに勝るとも劣らないパワーの一冊だ…
くいしんぼうのねこが大きな魚を釣り上げ、頭から食べようとするが
逆に丸呑みされてしまう…その結果、二人は一体の<ねこざかな>となって
海で共同生活をすることになる…
丸々とした魚の着ぐるみをかぶって口からのぞいているような
ラブリーなビジュアルが絵本らしく、ナンセンスな内容とよく合っている…
読み聞かせの時は波乗り…昼寝…木登りなど、
テキストが一行しかないページをゆっくりと時間を取って、
対話しながら味わいたい。
最近続編?が仕掛け絵本の体裁で続けて出版されている
ことを知ったのだが、それはまた別な話…