昨日(2011年1月22日)「あきやまただし絵本ライブ」を見てきました。
冒頭、あきやまさんが、
「長女が生まれた18年前から絵本を描き始めましたが、その娘が、美術大学1年になり、私と同じく絵本作家になると言っています。
月日の経つのは早いものです」
と言われておりました。
そん背景を思いつつ、この作品を読みました。
「大きくなったら・・・
それはひとが生まれて初めてみる将来の夢です。
やがて夢は大きくなり、すこしずつ変ったりするものですが、
今日より明日の自分が大きくなるために、誰もが持ちつづけて
いると思います」
そんなあとがきがあって、
「この絵本を、自分の大事な夢をそっと
教えてくれた娘、恵美に贈ります」
とあきやまさんが、恵美さんを抱き上げている写真がありました。
こうした作品って、海外では良く見かけるのですが、日本では余りお目にかかったことがありません。
そんな観点からも、評価したいものです。
そう、この絵本は、あきやまさんの長女の恵美さんの実話です。
「大きくなったらおかあさんになるの」と言うのは良くある話ですが、その後があきやまさんの娘らしいところ。
何と、もっともっと大きくなって怪獣になるそうです。
これって、やはり、あきやまさんの影響なのでしょうか?
そして、最後がホロリとさせられます。
そんなに感銘する話ではないかも知れませんが、何気ないシーンが心に染みる作品でした。
夢を聞いてあげること、是非実践して欲しいものです。