「ママ、わすれてるじゃない」 みんなの声

やはり、「ぼうや、おくちを」のシリーズ（だと思います）。
この絵本もイラストはアニタ・ジェラームスです。彼女の絵はホントに和みますね〜。
こっちの絵本は、お休み前のぼうやと、母ぐまの会話の話。
「さぁ、ねんねしましょう」と、いう母ぐまに、ぼうやは「まだだよ、ママったら、あれわすれてるじゃない」と、次々に夜の儀式（すっごく可愛いもの）を母ぐまにさせていきます。
それは例えば、毛布を肩にかけてあげることだったり、一緒にミルクをのむことだったり、ママからのお休みのキスをもらうことだったり…。
母ぐまが、わざと忘れたフリをして、会話を楽しんでいるのか、本当にうっかり忘れているのか、分かりませんが、読んでいて楽しくなる絵本でした。

　くまの男の子は、おやすみの時間です。その時、「ママ忘れてるじゃない」と言われ、ママは絵本を読んであげたり、好きな人形を持って来てあげたりしたけれど、違うみたい。
　ようやく、思い出したママは、おやすみのキスをしてあげました。
　親子の愛情をあらわしていて、可愛らしい絵本でした。

くまさんと一緒で、うちの４才の息子も、絵本、毛布の代わりに息子は赤ちゃんの時のバスタオル、縫いぐるみ、牛乳・・・は毎晩必需品です。
だから、読み始めの数ページで息子は嬉しくなったみたい。
｢わすれているもの・・・｣私は、最初何だろう？って真剣に考えちゃいました。
でもすぐ分かりました。
うちの息子は、キスの代わりに顔と顔をなすりつけることかな？
心穏やかになる絵本なので、寝る間際に是非読んであげたらいいと思います。

おやすみなさいの絵本はたくさんありますよね？
でも、今まで「これだ〜！」と思う絵本にはなかなか出会えなくて、今日やっと巡り会えた、と感激してます。

あらしのよる、かあさんぐまがぼうやをねかしつけています。
「さあ、ねんねしましょう」
「まだだよ。ママったら　あれ、わすれてるじゃない」
ママは、ぼうやをひざにのせて絵本を読んでやり、赤い毛布でぼうやの肩をくるみ、大事なともだち（ぬいぐるみ）も連れてきていっしょにくるみ、ふたりでミルクも飲みました。
でも、ぼうやは首をふって・・・。
もう、みなさんは、何を忘れてるかおわかりですよね？
くまの親子の、ほのぼのとしたやりとりが、心地よい眠りに誘います。
優しい響きの文章に、ぴったり合ったかわいい絵も素敵！おやすみ前のひとときに、自信を持っておすすめしま〜す。