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暴動が起こり、非難する家族。主人公の男の子は、ネコのジャスミンが逃げたかどうか心配でなりません。きっと、逃げるだけの知恵を持っているよと大人たちに慰められるけど…心配でたまりません。その気持ちよくわかります。暴動という理不尽な出来事。実際にこの絵本のようなことが起こっていると思うと、怖いです。でもハッピーエンドでよかった。
投稿日:2019/12/17
コールデコット賞受賞作品ということで読んでみました。 暴動事件をモデルに描かれたお話なんですが、 物騒な世の中、日本だけは大丈夫とは言えないし、 ブラジルだからと他人事として感じたくないと思いました。 転勤族だから感じるのですが、 最初はとっつきにくいと感じた近所の方も 話していくと、野菜をくれたり親切に教えてくれたりします。 「たぶん、おたがいのこと よく しらなかったんだよ。」 本当にそうですね。 世界で起こっている紛争やいざこざも対話していくことが 大切なんでしょうけれど、それが一番難しいのかもしれませんね。 内容も絵も雰囲気があり怖いのですが、 その中で猫が子どもたちの慰めとなり、 「こわい」と言っていた子どもたちも 「ねこちゃん」と喜んでいました。
投稿日:2019/01/29
1992年のロサンゼルスの暴動の日を描いた作品です。 迫力のあるコラージュの絵に惹かれて何気なく手に取ったのですが、強いメッセージのある社会的なテーマだったので、衝撃的でした。 助けられた二匹の猫が仲良くしているのを見て、「でも いまは わかりあえたんだね」と言った男の子のセリフが胸に迫ります。 一緒に読んだ6歳と9歳の娘は、実際に起きた出来事と知ってショックを受けているようでしたが、人種差別の問題などを理解するようになったとき、この絵本のことを思い出してくれたらなと思いました。
投稿日:2014/03/05
刺激的なコラージュと力強い絵で表現された、重いテーマのお話です。このような社会的なテーマの絵本が、コルデコット賞受賞ということが、すごいなと思いました。大切なことを、子どもたちに伝えたい、というメッセージを感じます。 暴動のきっかけになった事件のことは、ニュースでも繰り返されていました。しかし一般社会の中でも、人種差別があるんですね。 ダニエルが「わかりあえたんだね」と言ったとき、あたりがシーンと静まり返った、という場面が印象的でした。 コラージュも絵も、迫力があって見応えがありました。
投稿日:2012/10/09
1995年のコールデコット賞受賞作品で、アメリカにおいて多くの児童書関係の賞を受賞しています。 お話は、1992年の4月29日にロサンゼルスで実際に起きた暴動を描いたもの。 飲酒運転した黒人が捕まったときに、白人の警察官から袋叩きにされた報道がきっかけです。 その警察官の裁判の判決日が4月29日だったのですが、陪審員12名の内10名が白人で、有罪の予想に反し無罪になったことからロスアンゼルスの黒人達が暴動を起こしたのです。 今、日本においても裁判員制度が発足していますが、アメリカではこんな事件さえも起きていることを知ると、深く考えさせられるものがあります。 暴動の模様が克明に描かれており、また、力強いディヴィッド・ディアスの絵が、その雰囲気を臨場感あるものに昇華させています。 人種のるつぼと言われるアメリカ社会に根ざす問題があって、非常に社会的な意味あいを持つ作品となっており、エンディングに作者のメッセージを感じずにはいられませんでした。 「きょうまで、この子たちは、なかがわるいもんだと ばっかり おもってい たけど」 「でも いまは わかりあえたんだね」 歴史・文化・言葉が違っても、お互いがわかりあえば、仲良くなれて、争うこともなくなるということを考えさせられました。 小学生高学年ぐらいでないと理解するのが難しいかも知れません。
投稿日:2009/10/17
過去に起こったロサンゼルス暴動をもとにつくられた絵本です。 文のなかに、人種のちがいなどから分かり合おうとしていない大人のようすが見え隠れして、子どもに見せたくない大人のもつ偏見が、あえてあらわに表現されているなあと思いました。 人間よりも先に、それまでけんかばかりしていたネコたちが仲良くなっている場面では、肌の色のちがいや貧富の差などを超えて相手を分かろうとする気持ちがどんなに大切かを知らされます。 人種問題や貧富の差は、アメリカに限らず、全世界に見られます。これを解決する第一歩が、相手を思いやり、理解しようとする気持ちをもつことであることを、この本で明確にできたと思います。
投稿日:2008/03/17
子供にとって恐怖以外の何者でもない暴動の夜。いなくなってしまった飼い猫を思いやる気持ち。 「たぶん、おたがいのこと よく しらなかったんだよ。」というダニエルの言葉の重みが忘れられません。 人と人の争いを平和的に解決する方法がこの言葉の中にあるように思えました。 インパクトのある絵も子供たちのお気に入りです。 「人種」のことや「暴動」については子供から質問がありましたが、毎日戦争のニュースが流れる昨今、さほど細かい説明は必要ありませんでした。
投稿日:2003/04/10
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