「みんなで！どうろこうじ」 みんなの声

パン屋さんの前の道路を工事する話。
見開きで1ページごとに工程が1つ進み、2日間かけて工事が終わるまでを、パン屋さんの向かい側から見た場面設定のみで書かれています。
最初から最後まで場面が変わらないので、途中では飽きてしまうかな？と思いましたが、
逆に場面が切り替わらないことで工事や道路が出来ていく様子が良く分かり、娘も気に入ってよく読んでいます。

他のシリーズのざっくんショベルカーや、ピンポンバス、はしれたくはいびん等がさりげなく登場していて、娘が探し当てて喜んでいます。
絵には色々ないたずら心がふんだんに盛り込まれていて、大人が見ても面白いと思います。
ストーリーも非常に素朴ですが、安心感があり子供の読み聞かせに良いと思います。

何冊も読んでいる竹下さんと鈴木さんペアの、おなじみ乗り物本です。
車好きっ子には、外れがないので、安心して選んでいます。
しかし、道路工事って、大人は好きじゃないのに、子供心をくすぐるんですね・・・何歳までなんだろう？？

1度目は道路工事をメインに。
2度目は通りの人々の生活を見ながら、いろいろと楽しめました。
息子が持っているミニカーの役割がわかりやすく描かれているので
私も助かりました。

道路工事の始めから終わりまでを描いた絵本です。

パワーショベルやダンプカー、マカダムローラーといった車が次々出てくるので、働く車好きの子にはたまらないと思います。

歩道の人々の小さなドラマがあったり、宅配便やショベルカーなど他の作品に出てきた乗り物を探したりと、工事現場の周りを観察するのも楽しいです。

ただ、最後に今度は反対側の工事をするとなっているのですが、絵を見る限り反対側はへこんだり、ひび割れたりしてないんです。
息子にはそれが疑問のようです…。

竹下文子さん＆鈴木まもるさんコンビの本の中でもかなりマニアックな本だと思います。
今までのような何か一車種に限定されていた本とは少し違って、道路工事にかかわる車が出てくる出てくる・・！男の子の大好きなショベルカーやダンプカー、ローラーの他にもマニアックな車がたくさん登場します。車好きの男の子が気に入ること間違いなし。

また、「はしれ！たくはいびん」の宅配トラックや「ざっくんショベルカー」の２号、ビートルズ、お決まりの「鳥の巣」などなどお二人の本の「お約束」を探すのも楽しめます。

のりものおはなし絵本で、数多くの作品を世に送り出している竹下文子・作、鈴木まもる・絵の作品です。

内容は、道路の補修工事の始まりから終わりまでを忠実に再現したもの。
確かに、その時々は、こうだなと思い起こせる場面ばかりです。
その工事周りの風景がなんとも言えず、ほのぼのと描かれているので、魅了させられました。

私が子供のころは、道路舗装が始まった時代だったため、あちらこちらでこうした道路工事の車達をたくさん見かけたのですが、今は、たまに見かける程度。
実物を見る機会が少なくなった子供達に、どの程度受け容れられるか、ちょっと疑問があるところです。
でも、車好きな子供は多いし、道路工事の仕組みが良くわかるので、一度は読んであげて欲しい一冊です。