たろうはおともだちの誕生祝いに出かけます。
うれしさのあまり、ふざけながら行こうとしたら、おかあさんに「だめだめだめ」ふざけたら危ないと止められてしまうのです。
その後、道路を横断しようとしたり、交通の多い道を走ったりして、おーとさんりんのおじさん、おまわりさん、ゆうびんやさんにも「だめだめだめ」と言われてしまうのです。そのたびにだろうは「つまんない」でもけがをしたくないので、素直にやめることに。最後、野原でかけ出すところでは、思わず「良かったね!」ってホっとします。
交通ルールや社会のルールはお互いの安全を守るために必要なもの。この絵本はそれを伝えてくれます。
でも、それだけじゃないくて、ルールに縛られてつまらなくなっている子ども達の代弁者でもあります。大概の大人は、この絵本に出てくるように「だめだめだめ」って必要以上に禁止してしまうのですから。
子どもには自由な野原も必要だと反省させられます。