お相撲は、何があろうといつの時代も小さいお子さんとお年寄りに人気の国技。
中川・長谷川コンビで、笑い炸裂の絵本です。
前後の見返しには、相撲の技が合計36見事に描かれています。
勉強になりました〜!
主人公は、“スモウマン”という四股名のお相撲さん。
普段は稽古に励んでいますが、ただの力士じゃありません。
困っっている人の声を聞きつけ、どこへでも飛んで行きます。
飛んで?そう飛んでいきます。
その時のマントが、なんと化粧回しなんです。
今日も悪漢にいじめられている女の子の声を聞き、飛び出し戦うスモウマン。
その悪漢が、覆面レスラー。
そのマスクには、“もと力士”の文字が。
もう爆笑です。
ストーリーは、この後この少女の空いたお腹の具合までお世話してあげる、強くて優しいスモウマン。
お話の流れは、わかりやすく流れるように進みますが、どのページも手が止まり、見開き隅々にある長谷川先生の遊び心に見入ってしまいます。
どのページでも爆笑です。
スモウマンの部屋の稽古場に掲げられている“心技鯛”の額。
“体”じゃなくて“鯛”なんです。
また、入門している力士の四股名札を読み上げていくと、相撲部屋じゃなくて、お寿司屋さんに来ているみたいなへんてこな気分になったりして。
ま〜、部屋の名前が“すしのねた部屋”ですものね〜。
講談社のビル・中川商店街にも大笑い。
酒・ビール立ち呑みどこの張り紙に、はははひっくり返りました。
大衆食堂どもんの店の中のテレビに映っているのは「みのさんだ!」と息子が気づきケラケラ。
部屋のおかみさんのヘアスタイルと部屋の食事部屋の貼紙に二人でおなかを抱えて笑いました。
この笑いを誘う懲りように脱帽です。