親友で心友な二人、ユウユとミッキー。各々の視点でお話が進みます。
家庭の事情から二人でいっしょに通っていた塾も受験もやめることになったユウユ。ミッキーには家庭の事情を打ち明けることができないのもあって、関係がぎくしゃく。
家庭の事情は小学生にとってはやるせないものですかね…。
貧乏なら働けばいい、成績が悪いなら勉強すればいい。要は努力が足りないんだ、みたいな考え方は今では昔と違って徐々に考え直されてきているようには思いますが、まだまだあるなと感じたお話でした。私自身、子供の時はそういう風に思っていた節があります。努力していてもそこから抜け出せない人がいるということを我々はもっと知り、意識して手を差し伸べてあげないといけないのでしょうね。