中学生くらいの子どもたちの会話を聞いていると、いとも簡単に「死ね」という言葉が出てきてびっくりします。私にとって“死”とは簡単に口に出せない言葉なのです。
遊びのように「死ね」と口走る子どもたち、テレビではお笑いタレントがネタとして「死ねばいいのに」・・・
みんな本当にその言葉の重さをわかって言っているんだろうか?
西宮さんのお話は、生きること、死ぬこと、愛すること、そういう本当はとっても怖いけれど
本当の意味でわかっている必要があることを、小さな子どもたちにわかりやすい言葉と絵で表現されていて感心します。
こういうお話にたくさん触れることでいろいろな思いを疑似体験していくことは、子どもの心の成長のための栄養になっていくと思うのです。
そして大人の私たちにも普段忘れていたことを思い出させてくれる。そんなお話だとおもいました。