「わゴムはどのくらいのびるかしら?」と大人が聞かれたら、
ベッドの端に引っ掛けるよりも、自分の両手で伸ばすのではないでしょうか。
だって、切れるって頭で知ってしまっていますものね。
そして、力いっぱい引っ張る前に、切れてバチンってなるのが怖くて、加減してしまうのではないかな?
子どもはそんな手加減しないですものね。
2歳の息子は、無言で絵本に見入っていますが、まだ「ありえない」とは思っていない様子。
もしかしたらこのくらい伸びるのかも、って思っていそう。
だってそうですよね、こんなに伸ばしたことないのですから!
坊やと一緒に、ワクワクしながらどのくらい伸びるかを楽しんでいるみたいです。
空想の世界を旅できる、とてもいい絵本だと思います。
見開きの部分や、最後のページに、坊やのおもちゃが映っています。
電車や飛行機など・・・坊やが乗った乗り物のおもちゃばかり!
「そういうことだったのか〜!」と、
坊やの夢か空想に結び付けて納得しちゃいました。
でも、きっとそれは大人だけで・・・
子どもたちは、自分の大切にしているおもちゃの乗り物は、
いつか本物みたいに動き出すって思ってるんじゃないかな?
だから、坊やみたいに遠くまでいけるって思って、この絵本に入り込めるのかもしれません。
余談ですが、この坊やの格好、お腹の出たパツパツのシャツにパンツって・・・
まるで長州小力みたい(笑)