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おおきな木」 みんなの声

おおきな木 作・絵:シェル・シルヴァスタイン
訳:ほんだ きんいちろう
出版社:篠崎書林
税込価格:\1,218
発行日:1976年
ISBN:9784784101481
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,490
みんなの声 総数 146
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146件見つかりました

  • 大変だねー

    この絵本を読み終わって、
    息子は「大変だねー」と言った。
    奥さんも「大変だよねー」と言った。
    二人の言う「大変」の意味は多分違う。
    あてにされるのも大変、与え続けるのも大変。
    私自身も「本当に大変だー」と思う。これじゃあ身が持たない。
    木と子どもの話です。子どもは求め続けながら老いていく。木は与え続けながら老いていく。
    モノクロームでシンプルな絵本なだけに、言葉がストレートに響いてくる。
    多分、親は疑問も持たずに与え続けるのです。(親ってそうなの?)
    子どもは与え続けられて当たり前と思うのです。(本当ですか?)
    この本を読んで思ったことは、子どもに対して、「少しは木に感謝しろよ」ということと、「木だってこれじゃ奴隷じゃないか」ということでした。
    子どもが成長した時に、木も少しは拒絶しなければ駄目だよ。だって、子どもはありがたく思ってないもん。
    シンプルなだけに、考えることが一杯詰まっている絵本です。
    特に一人っ子の家庭に向いている本かも。

    投稿日:2009/03/07

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  • 「与える」という事の意味

    • あきにゃんさん
    • 40代
    • ママ
    • 岡山県
    • 女の子17歳、男の子11歳

     この絵本は大人の為の本だと思います。
    初めて読んだ時には、この絵本の良さが全く分からなかったので、子どもと一緒に読む事もしませんでした。
    ただ欲しがる子に与え続ける木・・・「与える」という事に違和感を覚えたのです。
     でも今は、自信を持っておすすめします。
    この絵本はすばらしい!!!
    やっと(><)気付きました。
    この木は、実や枝を与え続けながら、ひたすらその子の幸せを願っていたのです(^^;多分・・・
    「与える」という事は「その人の幸せを願う」という事なのですね。
    与え続けていた木は本当に幸せだったのだと今なら思えます。
    私もこの木のように、人の幸せを願いながら人生を送りたいと思えた一冊です。

    投稿日:2007/05/11

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  • きは それで いいの?

    • りなりん★さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、女の子5ヶ月

    読んでいて、なんだかとてもせつなくなりました。

    大好きなちびっこに全てを与え続ける木は、本当にそれで嬉しかったのでしょうか?
    与え続ける木に対して、何一つ愛情を与えないちびっこがそれでも大好きなんでしょうか?
    どんどん姿が変わっていく木。
    最後はただの切り株になってしまいますが、とても美しさを感じます。
    それに対して、ちびっこの醜い変わり様。

    人は、変わらずにはいられないのでしょうか。
    醜いちびっこに、つい自分を重ねてしまいます。
    小さな幸せで満足していたはずなのに、与えられ、得ていくうちに、
    「もっと、もっと」と求めてしまいます。

    最後に、木に腰掛けている老人になったちびっこ。
    木にちびっこの温もりが伝わったのでしょうか?
    私も手遅れになる前に、求めてばかりいた回りの人達に
    温もりを与えてあげよう、と反省できました。

    私に軌道修正をさせてくれた絵本です。

    投稿日:2007/02/14

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    1
  • からだのなかで

    もうすぐ高校受験を控えた女生徒が「あたし、この絵本すき」
    なんだか、考えちゃうんだよね。悲しいっていうか、せつないっていうかさ」と、もらしてくれた一冊です。
    「あやまるのよね、この木・・・・」と沈黙する彼女の
    からだの中で、今なにがおきているのか、そっと覗いてみたくなりましたが、「そうだね」とうなずいて揺れている時間を共有しました。
    言葉ではなく、彼女から流れ出る空気を、感じるだけで充分だと思ったからです。
    人間の内面にゆさぶりをかけて、そのままほっといてくれる。
    なんともいい時間をくれる絵本です。

    投稿日:2007/01/20

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  • 成長する絵本

    • 一ノ瀬さん
    • 20代
    • その他の方
    • 東京都

    白黒のシンプルな絵本。
    この絵本は未完成なのです。
    それは「あなた」という主人公を欠いているからです。
    あなたが読めばこの絵本は完成します。
    感じたままに絵や文章を書き足してみてください。
    色を塗ってみてください。
    それが今のあなたです。

    人間関係、そう、例えば、親子関係、恋人関係、交友関係でうまくいかないとき、この絵本を読み返してみてください。
    この絵本は成長します。
    そして、あなたも成長します。
    過去の自分を知り、現在の自分を知り、これからの自分を知ることができるでしょう。

    何かに疲れてしまったとき、この絵本を手に取る。
    この絵本は、あなたにとって「木」のような存在になると思います。

    投稿日:2006/09/25

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  • 文句なし5つ★

    • 絵本ママさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、女の子5歳

    この本は、私が大好きな本の一つです。

    親が子どもを思うのと同じように木は「ぼうや」を愛します。
    「ぼうや」がちびっこだった時、木とたくさん遊び、枝に登りリンゴを食べました。
    大きくなり、なかなか来なくなった「ぼうや」が久しぶりに来たので木は嬉しくて「前のように遊んでもらおう」とします。しかし、おおきくなった「ぼうや」はお金が欲しい・家が欲しい・船が欲しいと求めるものばかり。
    木は自分の枝を切られて家にされても・幹を船に使われても「ぼうや」の為になることが嬉しかった。

    最後は切り株になるのですが、何もあげる事ができないと言う木と静かに座る事が出来る場所を求める「ぼうや」。
    精一杯背伸びをし、座ってもらう木。

    とても大きな愛を感じる本です♪

    投稿日:2006/07/23

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    1
  • 愛しているから

    • そららさん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 新潟県

    19年間生きてきて大好きな人に出会いました。
    その人は、わがままで、常に自分中心・・・
    でもそんな人に私は何故か惹かれたのです。

    好きだから、何かしてあげたい。

    なんでもしてあげたい。

    私はなんでもその人の要望に答えてきました。
    自分の身を削ってでも・・・このひとのために何かして、愛されたい。

    でも、あるひいきなり、裏切られてしまったのです。

    涙もでない。苦しいとか悲しさもなく、ただ「無」になっていたとき、この絵本にであい、ポロポロと涙が流れ落ちました。
    あたしは愛されていた?
    木は、愛されていた?
    まさにあたしが「木」で、少年が「彼」のようでした。
    愛する人に愛されたい。なにかしてあげたい。これは、世界共通の大切な想いですよね。
    こんな想いにさせてくれたことに感謝をしたい。
    その気持ちを忘れずに、前に進みたいと思う。
    ありがとう。

    投稿日:2006/04/20

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  • 親になって

    子どもだった頃に読んだときの感想は、「これってどうなん?大分ひどくない?」でした。

    自分の子どもたちが大きくなって思うのは、「元気に楽しく暮らしているなら別に何もしていらないけど、時々思い出して、たまーに帰ってきてくれたらうれしいな」です。
    お金そんなにないし、何も与えてあげられないけど、腰掛ける場所ぐらいは提供できる笑。
    木とおんなじですね。

    中年過ぎの子どもの立場から思うのは、「実家に電話でもしようかな……」、「父の日、母の日に何送ろうかな……」です。

    投稿日:2025/01/10

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  • 無償の愛に涙

    • ザキコさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    立場によって解釈が変わる何度でも読み返したい余韻の残る絵本。
    学生の頃読んだ時は、ぼうやの自分本位な欲求ばかりの行動が納得出来無かったのと献身的な木の無償の愛が切ないと思っていました。
    でも私も子を持つ親の立場になってから読み返してみると、りんごの木が身を削りながらも与え続けてぼうやの為に役立てればそれでうれしかった。と言う見返りも求めない深い愛情に心打たれ涙しました。
    物語を読んでる第三者として成り行きだけを見ると、ぼうやが不満ばかりの大人になったとか木ばかりが搾取されて報われないとかが気になって釈然としないと言う感想になってしまいますが、この本のメッセージを改めて私なりに考察してみると自己犠牲の末の結果は重要では無くて、りんごの木の視点で湧き起こる大好きなぼうやへ何かしてあげたいという愛情と、一緒に時間を過ごせればそれだけで幸せだと思えるりんごの木の精神に愛と言うものが何かを教えられるのだと思いました。
    この話が色んな国で翻訳され永く名作として色褪せないのは、大切に想う相手への本質的な愛が書かれているからなんじゃないかと思いました。

    投稿日:2022/08/04

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  • 村上春樹訳もいいけれど

    2010年に村上春樹さんが新訳で出版されました。村上さんの訳もいいけれど、こっちの訳も長くなじんでいたからかよいなと思います。これって大人向きかなと思います。大人になって、親と子の両方の立場になって初めて、深くかんがえさせられることもあります。

    投稿日:2021/12/03

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