かこさとしさんの作品を現在片っ端から読みすすめています。
この作品は、松岡享子さんという方が「さく」をされていて、
かこさとしさんが「え」を担当されているものなので、
文章の言い回しが、いわゆる「かこ節」はありません。
でも、
とこちゃんはとことこかけだして・・・
どこかへいってしまいました。
という文章が何度も出てくるので、
息子は、この言い回しをとても気に入って一緒に声に出して読んでいました。
そして、かこさん絵がやっぱりとても素晴らしいです。
赤い帽子に青いズボンを履いたとこちゃん、
意外に簡単に見つかるので、3歳より前の子どもでも
十分楽しめると思います。
探しているお父さん、お母さんもいつも同じ柄の服を着ているので、
一緒に探すととても楽しいです。
すごい困った顔をしているお父さんとお母さん。
子どもを持つ人なら、こういう経験あるある!ですよね。
何度も迷子になるとこちゃんだけど、
優しいお父さんとお母さんにギュッと手を握られて、
うれしそうに帰っていく、最後のとこちゃんがとてもキュート。
何度も読みたくなる素敵な絵本です。