フンガくんはわがままを言って、お母さんを困らせる毎日。でもお母さんのほうがうわてです。フンガくんのダダッコさや、単純さは子供そのもの。フンガくんのお母さんのようにサラッとかわせる親になりたいなぁ。
畳のお部屋や銭湯や路地裏に並んだ植木鉢やよしずなど、ちょっと前の日本の風景って感じの舞台です。でも明るい色で描かれた背景は古さを感じさせません。
子供はフンガくんを見て、「フンガくんだめね〜」なんて言っています。自分のことは棚にあげて…です。フンガくんを見ていると「自分は良い子だよ」って子供は自信がもてるのかな?
短いお話が分かりやすいのか、3歳の子供もフンガくんを自分でめくって読んでいます。(読んでいると言うか覚えているストーリーをあてはめて、ページをめくっています)