「たたかえ恐竜トリケラトプス」 みんなの声

「いまから７０００万年もむかしの、アメリカ大陸のことです・・・」で始まるこのシリーズ。恐竜好きの上の子の影響もあってか、下の子は図書館に行くと必ずこのシリーズをあるだけ全部借りてきました。この本は、シリーズの１冊目ですよね。
けっこう長いけど、借りたら寝る前はいつもこれ！
「新天地」を目指すトリケラトプスの群れが、リーダーのビッグホーンと、その息子のリトルホーンの智恵と勇気で、数々の敵や難関をうち破って進んでいく・・・・という毎回お決まりのお話ではあるんです。
その「水戸黄門」的なところがいいのか、とにかく好きですねー！で、絵本購入のチャンスがあるたびに、シリーズ全部そろうまで、彼はこれを選び続けました。そういうわけで、うちにはこのシリーズがたぶん全部（１３冊？！）あります。
上の子と私はもうハッキリ言って、飽きました。スミマセン。
「えー！！またこれー？！」と何度言われても彼はまだ好きなようです。おかげで私も恐竜に詳しくなりました。ほとんど見ないで読めるようにもなりました。
脱帽・・・。

長男が自分のお金で買った本。
私の趣味ではなかったので、「自分で買ったんだし、自分で読んだら？」と読んであげてなかったんです。
でも、昨日、「何でもいいから、ひとり２冊ずつ持っておいで。」と言ってしまったら、長男は迷わずこれを持ってきたんです。あ〜、いくつになっても読んでもらいたいんだな〜。自分の趣味を押しつけちゃいけないな〜と反省させられました。

読んでみたら、意外と（失礼！読まず嫌いはいけないね。）おもしろかったです。
草食恐竜の中でも人気の高いトリケラトプスが、えさを求めて南下するのですが、その前日、群れのリーダー、ビッグホーンの息子のリトルホーンが迷子になってしまいます。恐ろしい肉食恐竜ダスプレトサウルスのダスに見つかり・・・。
恐竜たちの習性を、ハラハラするストーリー仕立てにし、小さい子から楽しめます。アニメ的な顔が、少女趣味の長女にもうけたようです。