男の子の『ぐつ』は、おばあちゃんから言われたことをやってみるのですが、いつも少しずれている。炊いたご飯が食べられなくなったり、お坊さんだと思って、カラスを追いかけたり・・・でも、おばさんのところで食べたおだんごが美味しくて、おばちゃんに作ってもらおうとしたのですが、出てきた名前は『どっこいしょ』
昔から伝わる民話の良さを大事にしながら、少し現代風にして、読み手の心を優しく包んでくれるほんわかとした絵。おばあちゃんの言っていることがどうして通じないのかなと思うもどかしさ、そして、おだんごが食べられるといいなと願いながら、ページをめくっていった一冊でした。