娘が好きな「ばばばあちゃん」シリーズ。毎回、どんなことが起こるかと楽しみですが、今回も、ばばばあちゃんらしいお話の展開に笑ってしまいました。
私も、どちらかと言うと、かたちから入るタイプなので、イベントやバケーションの前など、準備に余念がなく、そのうちに疲れてしまって、ついイライラしてしまうこともしばしばなのですが、そこは、ばばばあちゃん、私とは度量が違います! ばばばあちゃんは、どんな目的でも、その過程をも楽しんでしまえる大らかな心の持ち主です。
星空を楽しむために、お茶のセットやテーブルまで持ち出し、リラックス気分を高める、というあたりまでは、私もやりそうだな、と思うのですが、只者でない思考回路をもつばばばあちゃんは、レンジや冷蔵庫まで、にこにこと笑顔で運び出してしまいます。(ふくよかに見えますが、実は全身筋肉のばばばあちゃんです!)
この本を読むと、たとえ、計画や目的と、結果が違ってしまっても、そこに行き着くまでの過程を楽しめたなら、それでよし!、と思えそうな気がしてきました。娘も、ラストのページでは、「お星様が見えなくなっちゃったよ〜!」と、苦笑していましたが、やっぱりばばばあちゃん同様、いろんな物を運び出してくる間中、大いに笑ったので、ラストにも満足だったようです。