きちんと歯磨きをして欲しくて、虫歯の絵本をいろいろ読んでみましたが、今のところこの絵本が一番利いたみたいです。
ミュータンスは虫歯ばい菌です。
虫歯になる仕組みや、虫歯になったらどんなに大変かということや、虫歯になった歯は、そのままにしておいては、決して治らないということを、虫歯ミュータンスが教えてくれます。
ミュータンスは、甘いものが好きな、歯みがきをしない、子ども達が大好きです。
虫歯になっても、歯医者に行きたがらない子も、大好きです。
最後には、『はみがきをやめて むしばになろう』『さとうをたべて むしばになろう』というポスターと、ミュータンスが憎たらしい顔をして、描かれています。
ミュータンスは、『わたしたちのために、歯をみがいたりしないように。そして甘いお菓子をむしゃむしゃ食べて、早くむしばだらけになってくれたまえ。』と言っています。
あやちゃんは「誰に言よるんで」と聞くので、私は「あやちゃんによ」といいました。
この絵本を読んだ後、あやちゃんはすぐ歯みがきを始めました。
100人のこどもの顔が描かれているページがあるのですが、虫歯のない子は2人だけです。
歯磨きするたび、この絵本を出してきて、「あやちゃんもこの子がいい」といって、虫歯のない子どもを指差して、自分も歯磨きしています。
あとがきには、現在日本の子どもは、98%が虫歯にかかり、平均9本の虫歯を持っている。
こんなに多くのむしばの子にしてしまった兇悪無惨な犯人は、極悪非道な悪者は−まぎれもなく
おとな、特にその子の親だと書かれています。
そのとおりだと思いました。親も虫歯対策をしなくてはと反省させられました。