一昨年度になりますが、保健所の1歳半検診で読み聞かせのボランティア+わらべうたでおはなしをしていました。
その折に一番と言ってよいほど、助けられたのが、神沢利子の「たまごのあかちゃん」でした。
たまご→赤ちゃんがでる。これは、「イナイイナイバァ」の原理と考えてよかろう。「イナイイナイバァ」が繰り返される。たくさんの動物たち、が「イナイイナイバァ」するのである。
節付きの音楽を私は子どもが幼稚園の時代に、先生から教えてもらった。それを歌いながら、あるいは、ひととおり歌ってから、この本を子ども達に見せる。
色が比較的数少なく、絵もやや特徴を強調している作品。だけれど、卵から孵っていく動物たちが、1歳半の子ども達はすごい好きだったなぁ。
私の仮説としては、彼らも最近(といっても1歳半年前)卵から生まれたのを記憶の底で思い出しているから、この本が好きなのかな? と思うくらい、不思議にこの本は1歳半の子どもに魅力がありました。