礼儀作法を教えてくれる絵本ですが、この絵本を読んだときヨーロッパ文化においての価値観がすごく感じられました。礼儀の基本ということで、ありがとう、すみません、さようならなど、日本で大切にしている礼儀と重なりますが、原書の絵本を読んだとき、あ〜ヨーロッパ的だな、西洋の文化だなと感じました。特に紳士・淑女という観念に基づいて作られている絵本だというのが印象です。動物や乗り物を使い、おもしろおかしく学べるというのは楽しいですが、私は礼儀作法の本としては他の絵本を自分の子どもに見せてあげたいなと思いました。