幼稚園の遠足の前の週に、書店で発見。当時5歳の息子は「えんそく」の単語を連呼していましたっけ。
相当テンションがあがっているのに、これを寝る前の一冊に選ぶなんて罪な親。
武田美保さんの描く男の子は、まっすぐをみていてかわいい。女の子のような、周りを見回す余裕がないのがキュートです。
小学生の主人公の男の子が、遠足の前日に帰宅してから遠足当日までの、“らんらんらん感”を上手にとらえていると思います。
どうして、こんなに子ども心がわかるのかしら。私は読んで、『自分の時もそうだったよな〜。』と思い出すのがやっとです。
息子は、主人公に飼われている犬のバウちゃんが、遠足で舞い上がっている主人公に邪険にされているのを見て笑っていました。そして、最終ページで……。
実は彼、4年生まで、自分の遠足前夜に、毎年この本を一度出して読んでいました。
今年はどうかしら?