明日は楽しみにしていた遠足です。
主人公の男の子、準備をととのえ、さぁ、寝ようとすると、眠れないのです。
どうやっても眠れない。眠り方を忘れちゃった!とあせれば、あせるほど、どんどん時間はすぎていく。そして、耳を傾けると、普段気にもとめていなかった夜の音に気づくんですね。
踏み切りの音、電車の音、歩く人の音、風の音、星の音・・・
そして、いつの間にか眠りにつき、一夜あけた遠足の日は、文句なしの晴天です。
子供の頃、遠足って、ほんとに楽しみでしたよね。おやつを買いに行ったり、リュックを出して、来ていく服の準備をして、新しい靴をはいていって、かかとに靴擦れを作ってしまったり、そんなこともありました。
この本は、そんな頃の記憶を思い出させて、楽しい気分にさせてくれました。