まっくろな仔馬のブランキーの飼い主は、意地悪でブランキーをこき使います。クリスマスの日、年老いたブランキーは、力尽きて道端に倒れてしまいます。
そこへサンタクロースがやってきてやさしく起こしてくれます。ブランキーは、夜空でそりを引き、サンタクロースの足元で眠りにつきます。
ブランキーは、死んでしまったのか?ぼかしてあるところは、子どもへの配慮なのでしょう。
ブランキーのけなげさとサンタクロースの優しさに、ほろっとさせられます。
夜空をかけるブランキーのなんとのびのびをしていること、そして、サンタクロースの足元で眠るブランキーのなんと安心してくつろいでいることか。
堀内誠一さんの素朴なタッチの絵が、お話にさらに深みを与えています。また、ブランキーの「黒」がどのページでもとても目立っています。