最初私も、キャベツくんのように、「ああ、ブタヤマさん、空腹のあまり、とうとうトンカツくんになってしまったのね…」と思ってしまいました。
突如現れたトンカツくんに驚く間もなく、森の中からトンカツにつきもののあるものが、唐突に現れたり、次から次へとナンセンスな展開がたたみかけていきます。
でも、シュールなんですが、絵本全体にはなんだかのんびりした、ほわーっとした雰囲気も漂う、一言では言い表せない絵本です。
後半、ブタヤマさんのぼそっとつぶやく一言に、キャベツくんがドキッとする場面が特に好きです。
食べるの、食べないの?と思わせておいて、最後は思わぬ結末に…。
一筋縄ではいかない絵本です。
読んでいて、気がつくとにやにやしていました。
小学校の子供たちに読んであげたいです♪