そらまめくんシリーズが我家で人気のなかや みわさんの作品です。
きりかぶシリーズは、2003年に3冊刊行されており、その一番最初のお話です。
木が年齢を重ね、切り倒されてきりかぶになるところから、物語は始まります。
役に立たないと思いきや、思ってもみなかったお役立ちができることが分かるのです。
きりかぶとして生きていこうというラストで終わります。
それぞれの存在に無駄なことはないということを、優しく諭してくれる絵本だと思います。
自分らしく生きることの大切さも、感じさせてくれます。
いつもながらの、なかやさんの暖かい絵が、読む人の心をほのぼのとさせてくれるでしょう。