最初、「うまれた頃のあやちゃん」の物語なのかと勘違いして
いました。だから、赤ちゃんだったあやちゃんがたくさん登場
するのかしら?と。
でも、読んでみて「そうか!うまれたひのことなのね!」と。
タイトル通りの物語でした。
そうですね。子どもにとって「小さい頃の自分がどうだったか」
話してもらうのも大切なことだろうけれど、この絵本のように
「自分のことを大人達がどんな気持ちで待っていてくれたか」
話してもらうのもほんとに大切なこと!「自分の存在意義」みたい
なものを感じて(もちろん無意識のうちにでしょうけれど)、
幸せな気持ちになるのだろうなあ。
読んでいて、娘がうまれたひのこととも重なったりもして
なんだか涙ぐみそうにもなりました。
まあ、我が家は私が妊娠高血圧症候群(ヘルプ症候群)で入院。
娘も生まれた翌日にはこども病院への転院。慌てた夫と、私の母は
娘をのせた救急車よりも早く現地に行ってしまった・・などという
ドタバタで、もの静かに想いにふける、といったものとはかけ離れた
「ぽこさんのうまれたひ」ではあったのですが(笑)。
もちろん、娘にはもう耳にタコができるほど「うまれたひ」のことを
話しているので、幸福感などとはまた違ったものになっているかも(笑)。