おさるのジョージは息子のお気に入りです。図書館でもジョージの本があると「あっジョージ、これ読んでない」と持ってきます。ジョージは好奇心旺盛ですよね。毎回、「じっとしておいで」と言われるのに、その教訓が全然いかされないです。そこが2、3歳の子どもと共通するところでもあり、子どもはジョージに共感してしまうのでしょう。
今回は、迷子になってジョージが黄色いおじさんを街中探し回ります。これが自分の子どもだったらと思うと気が気ではありませんが、身軽なおさるなので、どこにでも行けてしまうのです。毎回、ハラハラドキドキして最後にホッとするという話ですが、ジョージにはいつも何かしら理由があります。今回は黄色いおじさんにプレゼントをしたかったこと、その優しさが心を打ちます。子どもも自分が迷子になったら、きっと怖いのでしょうけれど、ジョージだから安心して読んでいられるのかもしれません。