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宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店 作:宮沢 賢治
絵:スズキ コージ
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1987年11月
ISBN:9784895881067
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 63
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63件見つかりました

  • 紙くずみたいな顔になる

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、男の子3歳

    このお話の不思議でちょっぴり怖い雰囲気に,スズキコージさんの絵がぴったりで,お話を大いに盛り上げてくれてるなあと感じました.

    きっとおいしいものを食べさせてくれるんだろうなあと思って入ったレストランが,まさか自分が食べられる側になっていると気づいたら…

    恐怖のあまり,泣いて泣いて泣いて泣いて泣くことでしょう.顔だって紙くずのようにくしゃくしゃになってしまうことでしょう.
    二人の紳士の感じた恐怖感が,文章を読むとそっくりそのまま伝わってくるようで,読んでるこっちまで背筋がゾクゾクしてきました.

    宮沢賢治さんの表現力の豊かさにすごいなあと驚きっぱなしでした.

    投稿日:2015/09/29

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  •  「注文の多い料理店」は、宮沢賢治の作品の中でも有名なお話です。そのお話が、スズキコージさんの絵で絵本になりました。スズキさんの絵は個性的で、一目でわかります。そんな中、でもこれは、他の絵本の絵となにかちょっと雰囲気がちがう・・・と思ったら、これは版画なんですね。あえて版画という形で表現されたところに、何か特別な想いを持って、この作品に向かわれたのでは・・・?と思ったのですが、深読みでしょうか?
     
     黒を基調にした絵と、物語が進むに従って深まる妖しさは、だんだんと読み手を不安な気持ちにさせていきます。そして、いよいよ食べられる!という瞬間に現れた白い犬によって、あやかしの時が終わり、現実に戻るのです。不思議な世界に入っていく感じと、その終わりがスズキさんの独特な絵で、とてもよく表わされていると思いました。舞台のお芝居を見ているようでもありました。

     裏表紙の山猫、「オイラがやったんだよ〜」とでも言うように、いたずらっぽい表情でこちらを見ていますね。

    投稿日:2015/09/30

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  • おどろおどろしさ満載

    お話は、教科書にもよく取り上げられているので宮沢賢治の代表作として、どなたも良くご存知のもの。・・・となると、絵本の醍醐味は挿絵が物語の世界観とマッチしているかどうかにかかっています。

    スズキコージさんの絵は、黒が印象的に使われていて、版画のような影絵のような何となくレトロな雰囲気で、お話にとてもよく合っています。表紙に描きこまれた様々なモチーフは、お話の中で重要なカギを握るもの。山の中奥深くっ分け入ったところにある山猫軒は、摩訶不思議な世界。二人の紳士は自分たちの身に危険が迫っていることも知らずに、その不気味な店の中をどんどん進んでいきます。

    山猫軒のおどろおどろしい雰囲気を上手に醸し出したスズキさんの絵と一緒に読み進めると、そのスリルが十二分に味わえます。扉に書かれた注文通りに、能天気に進んでいく紳士たち。そののんきさとは裏腹に「この二人の解釈はなんか違うんじゃないの?」と思い始めてからの、読み手(聞き手)にじわじわとくる戦慄の高まりは、世代を問わず楽しめることでしょう。

    投稿日:2015/09/25

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  • なんとも不気味で良い

    この有名なお話、いつかは子どもたちに読んであげたいと思っていたのですが、幼い子には意外と長く、難しい言葉もあり躊躇していました。

    上の子が小2になり、そろそろ良い時期かと思い、読み聞かせるのに選んだ絵本です。
    4歳の下の子も一緒に聞いていましたが、聞きなれない言葉遣いも多々ある中、じっと耳を傾け最後まで聞いていました。

    独特の絵のタッチが、このストーリーの不気味さを引き立たせていて、子どもたちが聞きながら、この不穏な世界に引き込まれているのがよく伝わってきました。

    この絵本のように、自分もその絵本の中にいるように感じられるのは、子どもにとって貴重な経験だと思います。
    そういう意味でも素晴らしい絵本だと思います。

    投稿日:2014/11/02

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  • ついつい引き込まれてしまう。

    小学生低学年対象に読み聞かせをしました。
    長いお話、聞きなれない言葉遣いに、最初のうちは興味を示さなかった子どもたちでしたが、ふたりの猟師が入ったレストランでの、次々に出てくる注文に少しずつ違和感を感じ、ページをめくるたびに、ドキドキしてきて、怖くなって、どんどん引き込まれていく様子が、表情から伝わってきました。
    お話の内容も、その意味がわかってくるとゾクゾクしますが、スズキコージさんの絵が、何とも言えない雰囲気を出していたのは、間違いなしでした。これをきっかけに、他の宮澤賢治さんの作品にも触れていきたいと思います。

    投稿日:2014/09/02

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  • ダイナミックさはピカイチ!

    『注文の多い料理店』は、いろんな挿絵の方がいろんな出版社から出していますよね。
    ミキハウスはスズキコージさん。
    黒が基調で、すごくシャープな感じです。

    紳士を感情の喜怒哀楽含めて、すごく強調しています。
    大喜びのシーンでハイタッチをしてみたり、上着と一緒にズボンまで脱いじゃって、いつの間にかパンツいっちょになる(!)リラックスっぷりだったり。
    それだけに化け物と分かった時のコントラストがはっきりしています。

    だんだん不信感を抱く様子、そしてすべてがわかったショック。
    このあたりになってくると、たいていの本が
    化け物の方や家の中など
    紳士じゃないところに絵のウェイトや視線が向くのですが、
    スズキコージさんは紳士サイドの方に最後まで重点を置いた描き方です。
    (なので、ホントいうとちょっとだけ化け物が物足りない感じがしました。
    文章には忠実なんですけどね〜)

    場面が一転したあとは、一度はぐれた犬の再登場です。
    この犬、最初に登場したときからいっちゃった雰囲気で、個人的に大好き!なんですが
    ここではさらに大活躍!
    いろんな『注文の多い料理店』のなかで、犬はこの作品が最高だと思っています(笑)。

    起承転結の「転」と「結」の間、扉の向こうに消えていくシーンは
    お芝居でいうと暗転にあたる場面ですが
    スズキさんはここを文章なしの1見開きを使って描いていまして
    他の本にはない「間」が生まれています。

    そのあとはエピローグ感が強いですね。顔が戻らなくてもめでたしめでたしって雰囲気に。

    スピーディでダイナミックなので
    男の子に読んだら反応がよさそうだな…と思いました。

    投稿日:2014/07/02

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  • 絵から漂う不気味な雰囲気

    「注文の多い料理店」は宮沢賢治のおはなしの中でも一番馴染みのあるもので、木版画で描かれた他の絵本でも楽しんだことがあるのですが、スズキコージさんの絵もおはなしにピッタリだなと感じました。絵から漂う不気味な雰囲気が、怖さを増大させていて。
    他のお話には興味を示さない7歳の娘も、この絵本はお気に入り。怖いけどハマる魅力があります。

    投稿日:2014/07/03

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  • 絵が物語によくあっています☆

    注文の多い料理店、自分たちがどんどん調理されていってしまうという、ハラハラドキドキの展開は子供にも比較的分かりやすい内容で誰もが楽しめる作品だと思います。宮沢賢治さんの絵本入門としても良いのではないでしょうか。
    多くの作家さんが描かれていますが、スズキコージさんの絵が物語ととてもマッチしていてすごく良かったと思います。子供がお話をもう少し理解できるような年齢になったら、こちらの絵本で読み聞かせしようと思います。

    投稿日:2014/07/02

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  • 目が覚めるほどに!

    見慣れない装束の二人組。
    何かを予感させる雰囲気の森、目を回して倒れた犬…。
    その時点で、娘は、身を乗り出して、本をのぞきこみました。

    静かに静かに展開していくのに、妙な緊張感に包まれます。
    読んでいる私も、見ている娘も、目が離せなくなってしまいました!

    絵がまた、この雰囲気を最高に盛り上げてくれているんですね〜。
    このお話には、この絵以外ありえない!というほどに。

    すごく怖い!と感じる絵は一枚もありません。
    “目に見えない恐怖”
    寝る体勢に入っていた娘の目は、完全に覚めたようです(あぁっ!)。

    とってもスリリングな一冊でした!!

    投稿日:2014/06/30

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  • 大好きな作品

    東北で、このレストランをモチーフにしたレストランに入ったことがあるくらい、大好きな作品です。

    おいしいものを食べると思っていたら自分が食べられる準備をしていた、、、という子供心にホラーな作品ですが、意外に、納得いってしまい、そんなに「怖い!」という気分になぜかならない、素敵なユーモアのある絵本です。

    子供にもおすすめ。

    投稿日:2014/06/29

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