屋根の上から「おつきさま」がでてきて、こんばんはという短いお話です。
この絵本の魅力は、なんといっても「おつきさま」の表情にあるのではないでしょうか。
目を閉じている顔。
すまし顔。
困った顔。
笑顔。
そして、背表紙のべ〜っと舌をだした、いたずらっこのような顔。
どれも魅力的です。
私は、笑顔のおつきさまが一番のお気に入り!
息子は、べ〜っとしているおつきさま!
毎日真似していますよ。
お話のなかで、雲が流れてきておつきさまを隠してしまい、
また流れ去っていく場面があります。
そのときに雲が
「ごめん ごめん
ちょっと おつきさまと
おはなし してたんだ」
というところも、
優しくて好きです。
寝る前に読むのにぴったりのお話だと思います。
*パラパラッとページをめくっていくと、おつきさまが空高く昇っていく様子がわかるんですよ!