ちょろりんに、いとこのちゃさりんとおじさんから『ひとりで遊びにおいで』と書かれた手紙が届きました。
食べ物をリュックにつめて、おじいちゃんが、ツバキの葉っぱにかいてくれた地図を持って、張り切って出かけたのですが、やっぱり弟が着いてきていました。
予定は狂うは、大変なことに巻き込まれるわで、困ったことが次々に起こります。
妹がいる私も、同じ思いをしたことがあります。いつもついてくる妹でしたが、一度だけ、妹をうまくまいて、自分だけで出かけたことがありました。でも、その後に残ったのは、後ろめたさ、そして、後で、母に叱られたことでした。
この本を読んで、まずは、そんなことを思い出しました。
とっけーの存在も、やっぱり重要なポイントがあります。また、野山の植物の描写にも、なかなか味があります。カメムシの名前もユニークです。そして、最後のページをみると、ちょろりんたちの会話を想像することができ、今までのシーンが蘇ってくることでしょう。