村上先生の水棲動物の作品は、『おとうじゃ、ないって』が初めてでした。
こちらの作品は、先生のデビュー作品だそうです。
タイトルに???でしたが、納得、おなか ぺこぺこ はら ぺっこん″だったんですね。
ヤマメの子どもで、ピンクのひれが自慢のピンクくん。
なぜおなかが空いているかというと、多くの仲間もさることながら、ほかの水の生物に横取りされて、・・・・・・。
でも、横取りした生き物も、・・・・・・。
終盤、ピンクくんがルアーに誘われ、人間に吊り上げられた見開きは、思わず固唾を呑みました。
逞しく生きているピンクくんの姿に、自然を壊しちゃいけないな〜って、思いました。
釣りがライフワークの一つでもある自然派アーティストの先生の描く山奥の様子も素敵でした。