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やまあらしぼうやのクリスマス」 みんなの声

やまあらしぼうやのクリスマス 作:ジョゼフ・スレイト
絵:フェリシア・ボンド
訳:みやちとしこ
出版社:グランまま社 グランまま社の特集ページがあります!
税込価格:\1,573
発行日:1996年
ISBN:9784906195398
評価スコア 4.13
評価ランキング 26,450
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  • いじめられても・・・

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子10歳

    やまあらしぼうやはクリスマスの劇に出たいのですが、
    仲間達にその風貌から反対され、役からはずされ、へこみます。
    仕方なく裏方に回ったやまあらしぼうやは、
    それでも一生懸命取り組みます。
    そんなやまあらしぼうやを、おかあさんはいつも、
    「ぼうやは おかあさんの こころのひかり」と言って、
    抱きしめてくれます。
    いじめ問題が深刻な昨今、無条件に我が子を見守ってくれる
    母の姿がいとおしいです。
    仲間の動物達もさほど悪気があってのことではないでしょうが、
    やまあらしぼうやは深く傷ついています。
    そんな姿も読み取ってくれるといいですね。
    劇の演目も『かいばおけのあかちゃん』。
    とても崇高な命の誕生のお話です。
    この二つのお話がそっと寄り添い、素敵なクリスマスを演出していますね。

    投稿日:2006/12/14

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  • みんなの大きなひかりに☆

    先日参加した絵本の会にて、先輩保育者の方が紹介してくださった一冊です。
    とげとげのやまあらしはみんなのいじめの標的。。それでも、お母さんの愛に包まれたやまあらしの子は、強く、自分を失わずに、皮肉を言われて傷ついても、みんなが嫌がる仕事を一生懸命こなして本番に…そんな本番中にまさかのハプニング!!ツリーの星がないっ!!慌てるみんなに、『ぼくに任せて』と舞台に走り、ツリーのてっぺんへ。。身体のとげに巻きつけたライトがひかり、みんながやまあらしの子を見つめる中、『わたしのおおきなひかり…』とお母さん。心にじ〜んとくる一冊です。そんなやまあらしの子は、お母さんにとってだけじゃなく、きっと、絵本をよんだ子どもの、大人の大きなひかりになってくれているのではないでしょうか。。。
    やまあらしの子とお母さんのように、目立ちも主張もしないけれど、何か温かい世界が読んだ人を強いひかりで包んで守ってくれることでしょう。お母さんの、お父さんの膝に子どもを乗せて、読んで欲しいなと思いました。『ここが私の、ぼくの居場所かぁ』っと、子どもは親の愛情を再確認し、また一つ強くなっていけるのではないでしょうか…。

    投稿日:2006/11/13

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  • 親も読んでほしい!

    「おかあさんのおおきなひかり…」といわれつづけるはりねずみ坊やは強い子どもに育ちました。仲間から色々なつらい言葉を投げかけられても、主張することは主張しました。そして最後にはおおきな役をこなしました。母親には本当の意味で「おおきなひかり」であったことでしょう。

    いじめによる子どもの自殺の報道が連日流れる昨今ですが、親が子どもを愛して愛して愛し抜けば、子どもは確実によりどころを得ることが出来るのです。居場所を見つけることが出来るのです。

    友人から紹介されてうるっときました。絵本で自殺が防げるかどうかはわかりませんが、遊ぶこと=T Vゲームと思い込んでいる親がいるそうです。小さな時からいい絵本に出会わせたいものとつくづく思いました。真剣に親達にも読んでほしいと思いました。
    ブックスタートでは子ども向けの絵本だけではなく、「おとうさんがおとうさんいなったひ」「おかあさんがおかあさんになったひ」のような新米の親に読んでもらいたい絵本を加えたら!と思いました。

    今日参加した、絵本の研究会で感じたことです。

    投稿日:2006/11/11

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  • お母さんの大きなこころ

    • きいろのねずみさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳、女の子8歳、女の子8歳

    ジーンときました。自分に自身を持てないやまあらしのぼうや。言葉少なに「あなたはわたしの心の光。」といって抱きしめるおかあさん。それだけで、勇気と自身が持てる子。学校のクリスマスの発表会の役割決めの時、みんなからばかにされ、掃除係になった時も「あなたなら、誰にも負けない、立派なお掃除係になれるわよ。」と抱きしめてくれたお母さん。発表会の日、ツリーのてっぺんに星がないことに気がついてあわてる子供達、そんな中、「ぼくにまかせて!」とキラキラモールをからだにつけて、ツリーにのぼったやまあらしのぼうや。「やっぱりぼうやは、私の心のひかり。」とお母さん。クリスマス絵本ですが、親の言葉1つで子供は自身も勇気持てるようになれる。そして、どんな時も子供を信じてあげられる心の余裕。とても考えさせられた絵本でした。

    投稿日:2003/12/22

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