現代のアメリカでは、もうこういう光景は見られないのだろうか・・・。
1年間かけて、家族みんなでつくり、育てたものを
荷車に摘み、一家の長であるお父さんが町に出かけます。
全てを売りつくし、また、次の年のために、自分たちの
生活が営めるだけの買い物をし、戻ってくる・・・。
そしてまた1年、同じことを繰り返す・・・
きっと昔の人々の暮らしは
物は豊かではなかっただろうけど、
心は豊かだったのでしょう。
現代は、スローライフなどという言葉を、作らなければならないほど、生活スピードが速くなりすぎています。
静かだけど、人生を丁寧に生きたいと思わせてくれる、
絵本です。
バーバラ・クーニーさんの絵が、また素晴らしいです。