「ねぼすけスーザのおかいもの」 みんなの声

ねぼすけスーザシリーズの中で一番気に入っています。
スーザが一生懸命働いてためたお金で、一緒に暮らしているおばさんにプレゼントを買いにいくのですが･･･とってもすてきなイスを見つけたけれど、とても高価で買えません。
でも、スーザは自分の力で愛情あふれるプレゼントを作り上げます。

わが子にも、こんなすてきな女の子に育ってほしい・・・というのは少々欲張りな考えでしょうか。
せめてスーザのような優しい心をいつも持っていてほしいですね。

女の子にはぜひ一度読んでほしい一冊です。

「まいあさ　ねぼすけのスーザは、ちょっとやそっとではめをさましません。・・・マリアおばさんが　フライパンを１０かいたたいて　やっとめをあけるのです。」子どもはもうここで物語に夢中になります。フライパンをたたいて起こされるなんてこと、ありませんものね！スーザってどんな子だろうと、みんなが思うことでしょう。自転車や車でもなく、ろばに乗って町に出かける、というのも、都会っ子にとっては、新鮮な驚きですよね。でも、お母さんやおばあさん（スーザの場合は、マリアおばさん）を思う気持ちは、どこの国の子どももみんな同じ。子どもの純粋なやさしさが伝わってきます。ほっぺやおでこもペンキで真っ赤にしたスーザの子どもらしい笑顔。マリアおばさんの大らかで温かい眼差し。読み終わって、私も娘の顔に、いっぱいいっぱいほおずりをしました。

マリアおばさんにフライパンでたたいて起こされないと目を覚まさないおちゃめなところもありますが、優しくて明るいスーザ。読む人を元気にしてくれます。

スーザはヤギの世話をしてやっと貯めたお金でマリアおばんさんにプレゼントを買いに出かけますが、お金が足りなくて買うことができません。
でも、スーザはとっても素敵なことを思いつきます。
それが本当にすばらしいんです。
読んでいて感動してしまいました。

スーザの優しさとスペインの美しい街並みに触れられる素敵な絵本です。一度読んだだけでスーザのファンになってしまいました。

登場人物の名前や主人公が住んでいる村などいたるところにスペインの魅力満載の絵本でした。いつも寝ボスケの主人公が大好きな御婆ちゃんの為に朝早く起きた事は本当に心から御婆ちゃんを愛しているからいつも出来ない事が出来たのだと思いました。欲しいものが御金が足りなくて買えないのならばあきらめずに知恵を絞ればよいのだという事を主人公から学びました。素敵な贈り物は素敵な心から生まれるのだと思いました。他のねぼすけスーザのシリーズを是非読んでみたいです。

いつもねぼすけのスーザが、今日は早起きして出かけます。町まで買い物に行くのです。いくつも店を回って、あれもいいな、これもいいな‥‥そして、スーザは「とてもすてきなもの」を見つけるのですが‥‥。
スーザが結局買ったものは何だったのか、それが誰のものだったのかは、ぜひ絵本で読んでみてください。言葉では書き尽くせないほど、優しさと思いやりに満ちた素敵な絵本でした。絵も明るい色彩で生き生きと描かれていて、特に女の子なら夢中になってしまうのではないでしょうか。
スーザとおばさんの暮らしぶりは決して裕福ではないように描かれていますが、心はとっても豊かです。誰かを喜ばせるために、心を尽くして一生懸命考え、そして行動に移す。スーザはとても素敵な女の子です。

読み終わって、なんて優しいスーザ！と感動しました。
そしてマリアおばさんとの深い愛情を感じました。

本当に素敵な買い物。
子供達がこの本を読んで何かを感じてくれると
嬉しいなと思いましたが、内容がしっかりわかるのは
まだまだ先の事なんだろうな。とも思います。

スーザのシリーズは昔見ていたテレビアニメの
世界名作劇場を思い出させ本当に楽しく読んでます。
子供達も好きですが私も大好きな本です。

題名の通りねぼすけな主人公の女の子、スーザが朝早くに出かけます。そして買い物をしますが、何を買ったかというと・・・心温まるプレゼント。とっても心がジーンときました。それに息子達も「自分で作ってすごいね！それにとてもおばさんも喜んでるね」って。「手作り」のすばらしさがわかってもらえたようです。何でも買えばすぐ手に入りまが、買わなくてももらって嬉しいプレゼントってあるだろうし、作るすばらしさってある事を子供達にわかってもらいたくてこの絵本を手に取りました。

スーザがマリアおばさんのために素敵な贈り物をするというお話です。何を贈り物にしたのかは本を読んでのお楽しみ。贈り物は、高価な物でも贈る相手のことを考えた物が一番良いのだということが伝わってきました。いつもはねぼすけのスーザが早起きしたということも、贈り物を何倍も際立たせている要素かもしれません。

貯金をはたいて、お買い物、靴や帽子、いろいろ目移りしますが「これじゃない」と次を探します。大切な人の喜ぶ顔を想像してプレゼント選びをしていたのだなぁと思うと、とっても愛しくなります。

結局、いちばん欲しかったものは、お金が足りなくて・・・。妥協して他のものにするのではなく、工夫して思い通りのものを作るのところが、スゴイ！ただ買ったモノよりも手を加えることによって、プレゼントをあげる方ももらう方も、より愛着がもてそうですね。

そういうオチでしたか。てっきり自分の物を買うのだと思っていた私って……。
『ペレのあたらしいふく』で、労働の代価に自分の事をしてもらうエピソードに不思議を感じていた娘、さらに労働してお小遣いをもらう、それを貯めて何かを買う楽しみにやっぱり不思議の反応を返しました。
まだまだ小さいですが、絵本だけにとどまらず現実でも覚えていって欲しいことですね。

子供世界で言うところの、お手伝いをして小遣いを貯める。そのお金で何を買おうかワクワクする気持ち。
とってもよく出ていました。そんなシステムを理解していない娘も、買い物の楽しさだけはスーザと味わっていました。
前回と同じく、スーザになりきって聞いていました。
だからイス代が全然足りなかったところでは、あーあー。心底残念な思いです。

そして迎えたラスト。顔に赤いペンキをつけて目を輝かせている（ように見える）スーザを抱きしめたくなりました。
娘も安心して「なんだ、おばさんのだったのかぁ」
これは！母の日の前に読まなければ！（笑）