絵を描くことが苦手なワシテ。ある日、先生にいわれるままに、「点」を描いたワシテ。そして、そこに自分の名前をサインした。
その絵は、次の朝、金縁の額に入れられ飾られていた。
それから、ワシテはいろいろな点を描き、展覧会が開かれるまでに。
そして、その絵を見た絵が苦手な男の子にアドバイスをする。自分が先生にしてもらったように。
だれにでも、苦手なことってありますよね。でも、それは、本人の思い込みかもしれません。
それがちょっと見方を変えただけ、得意になれるんです。周囲の人のちょっとした言葉かけで。
このことは、子供だけでなく、大人にも言えることだと思います。
自信を持つことは、素晴らしいこと、とても大事なことだと思います。
いろいろなことを教えてくれる絵本です。
シンプルで柔らかいタッチの挿絵が、優しい気持ちにさせてくれます。