内田 麟太郎 さんの節分のお話です。
一味違っていて面白いです。
一番最初に、気の良い男の人が、三人の鬼たちを
寒い雪の中から、家へと招き入れます。
おずおずと遠慮がちな鬼たちもお酒が入るとなんだか陽気に。
その陽気さにつられて、福の神もやってきました。
子だくさんのこのおうち、貧しかったようで、
おかみさんが福の神さまを捕まえて離さないところが笑えました。
結局、分け隔てなく、最初に鬼たちを招き入れたことが良かったのだと思います。
福の神さまもしばらく滞在することに決めたようですし、めでたしめでたしです。