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雪の写真家 ベントレー」 みんなの声

雪の写真家 ベントレー 作:ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン
絵:メアリー・アゼアリアン
訳:千葉 茂樹
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1999年
ISBN:9784892387524
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 25
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25件見つかりました

  • 身近な雪だけど・・・

    実はこのベントレーが生まれ育った町に行ったことがあり、我が家にもベントレーがとった雪の結晶の写真の複製が飾ってありますが絵本の存在を知ったのは最近の事です。

    雪の結晶に二つとして同じものがないということを発見したベントレー。科学者でもなんでもない、ただの農家の少年が雪の美しさに魅せられて写真を撮り続け生涯で6000枚もの記録を残し大発見へとつながるその人生はコツコツと続ける事の大切さを教えてくれると思います。また、多くの人が見る雪なのに、誰もしようと考えなかった雪の写真を撮る、その発想も見習いたいところです。

    そういうベントレーの良さを知ってほしいと思い5年生の読み聞かせで使いました。
    身近な雪の話題ということもあり、また自宅から雪の結晶の写真を持って行ったこともあり、興味を持って聞いてくれました。

    美しい版画とともにつづられた本ですので、見せながら読むのに向いていると思いますが、雪の結晶の写真家の話のわりに結晶の写真は最終頁の3枚だけですので、読み聞かせや授業などでは補足的な資料を一緒に使うといいと思います。

    ベントレーが生まれたジェリコという町はアメリカの北東部にあるバーモント州の本当に小さな、そして本当に田舎の町です。11月から4月頃まで雪に覆われる場所ですので、そんな雪など見飽きるようなところでベントレーのような偉業を成し遂げた人が生まれたことがとても素晴らしいと思います。

    投稿日:2012/02/11

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  • 自然を愛する気持ち

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    今から146年も前に生まれたウィリーは、子どもの頃から気象に興味があり、自分でいろいろな実験していました。
    お母さんからもらった顕微鏡で、植物や雨粒の観察もしていました。
    ウィリーが一番気に入ったのは雪の結晶を見ることです。
    15歳から三年間、毎年100枚のスケッチを残したそうです。

    17歳のとき、両親が顕微鏡つきのカメラを買ってくれます。
    それからウィリーは雪の結晶を写真にとることに夢中になります。
    しかし、失敗ばかりでなかなかきれいに撮る事ができませんでした。
    あきらめず、工夫をして何年もかかってきれいに写せるようになります。

    雪が解けるので温かい所では撮る事ができません。
    ついに肺炎で亡くなってしまいました。
    しかし、ウィリーの撮った雪の結晶はいつまでも人々の心に残ります。
    一つのことを成し遂げる精神力を感じました。

    木版画の温かみのある力強い絵が、ウィリーの性格にぴったりだと思います。
    高学年によいと思いました。
    ウィリーが実際に撮った雪の結晶の写真が、最後に載っていますが、とても小さくてクラスでの読み聞かせでは見えにくいようです。
    大きく拡大したものを用意するといいと思いました。

    雪の結晶の写真集を一緒に紹介するのもいいと思いますが、今より機材のそろっていない時代に撮られた写真よりずっときれいなので、ウィリーの苦労がかすまないような配慮がいりそうです。

    投稿日:2011/12/04

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  • 木版画が美しい伝記

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1999年度のコールデコット賞受賞作品。

    アメリカの豪雪地帯の小さな農村に生まれたベントレーが、雪に魅入られて、雪の写真家、研究家として生涯を費やした伝記です。
    農夫でありながら、世界中に雪の美しさ、神秘的な魅力を伝えた功績は高く評価されているようです。

    雪の研究家と言えば、
    「雪は天から送られた手紙である」という言葉で知られる中谷宇吉郎氏が、日本ではつとに知られていますが、氏が雪の研究を始めたのは、ベントレーの写真集がきっかけとのこと。
    そんな背景を考えながら読み進めると、ベントレーの生き様に惹き込まれて行くことでしょう。

    小さい頃から、ベントレーは、雪の美しさは他の追随を許さないと思っていました。
    友達が雪合戦している間も、顕微鏡で雪の観察に明け暮れていたのです。
    でも、残念ながらスケッチしても、雪は描きおえる前に融けてしまいます。

    そんなベントレーの気持ちを察した両親は、カメラ付きの顕微鏡を17歳の時に買ってあげるのですが、その金額は途方もないもの。
    10頭の乳牛より高いというのですから、その高さが窺い知れます。

    この両親の行為が、ベントレーの人生に大きく影響したのですが、親として最高の行為だと思います。
    欲しいからといって、単に多くのものを与えるのではなく、子供に真に必要なものを与えることができる親になりたいものです。

    その後は、亡くなるまでの経過が描かれているのですが、農夫との両立の部分の記載が全くなく、少し上辺だけの伝記の感があります。
    また、雪の結晶の写真が殆どないので、その美しさが伝わってこないのが非常に残念です。
    その雪に魅入られて、情熱をかけて人生を雪に注いだのですから、何がそんなに彼をかき立てたのか?という証左として、そんなページがあって良かったのではないかと思いました。
    木版画の絵は、ベントレーという朴訥な人柄を象徴しているようで、とてもマッチングしていて、好感が持てました。

    野心なく、一途に雪の美しさを他人にも見てもらいたいと願ったベントレー、その何ら気負いない彼の生き様が、心に染み入る作品でした。
    読み聞かせよりは、小学生が自分で読んで感じる作品だと思います。

    投稿日:2011/04/02

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  •  雪を研究し続けた、一人のアマチュア研究家、ベントレーの伝記です。
     子供のころから自然が大好きだったベントレーは、10代から亡くなるまでの50年間ひたすら雪の結晶の写真を撮り続け、多くの人を魅了しました。
     そのひたむきな姿にそして、ベントレーを温かく見守る家族の姿勢心を打たれます。
    また、雪の結晶の美しさに改めて感動させられます。
     今、普通に生活していると自然の美しさにじっくり目を向けることが少なくなっているなと、反省しました。
     木版画に彩色した挿絵には、ベントレーの人柄を表すような温かみがあふれています。

    投稿日:2011/03/17

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  • すばらしい人生

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子7歳

    ウィルソン・ベントレーは、一生涯、雪の結晶を撮り続けた人です。
    ベントレーの一生がこの絵本に詰まっています。
    彼は雪を愛し、その一粒一粒をスケッチし、顕微鏡つきカメラを得てからは、その撮影に没頭し、どれ一つ同じではない雪の結晶の撮影に成功します。お金もうけが目的ではない、ただただ雪という自然の美を伝えたいという一心からの行動に、感動しました。
    彼が雪の結晶に目を向けなければ、今現在、ごく日常に見られる雪の結晶のデザインというものはなかったかもしれません。それだけ、彼の行ったことがらは偉大だといえます。
    絵本は、彼にまつわる実際のできごととともに話が進みます。つくったお話ではなく、実在した人物のお話を読むことも、歴史を知り今に生かすうえで大事だなあと思いました。

    投稿日:2010/03/02

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  • 雪の結晶を見ると思い浮かべます

    • まゆしおんさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子8歳、男の子6歳

    夢を信じ、そこには歳月と努力があったからこそ、後の世代に
    素晴らしいものを形として、雪の結晶は素晴らしいものだと
    教えてくれたベントレー。
    ベントレーを支え続けたご両親のように子供と向き合える親は
    ベントレー以上に素晴らしい方なんだろうな。

    投稿日:2010/01/15

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  • ☆子ども達にも響く一冊♪

    子どもの頃から雪が大好きで、雪の結晶をみんなに見せてあげたいと言う熱意から
    生涯50年以上の長きにわたって、雪の写真を撮り続けたウィリーのお話です。

    メアリー・アゼアリアンの美しくぬくもりのある版画と、
    千葉茂樹のなめらかな翻訳文がついて、読み書かせしやすい絵本ですね♪

    小学5年生で実際に読み書かせて見ました。
    子ども達の反応はとても良く、本当に食い入るように話に入って聞いていましたよ〜♪

    子ども達にも響く、手ごたえのある一冊です。
    高学年の読み聞かせに是非どうぞ〜

    投稿日:2009/02/25

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  • すきなことを追い続ける

     雪が好きなウィリーは、すぐに解けてしまう雪の結晶を毎年何百枚もスケッチして観察します。15歳からは古い顕微鏡を。3年後の17歳の時には両親にカメラを買ってもらい観察を続けます。大変な苦労をして、ついに「雪の専門家」として世界的に認められます。
     小さな村の農夫がカメラを手にしてから50年・・・興味を持つ人も少ない中、両親のあたたかい愛情と、雪へのひたむきな興味と探究心がずっとずっと彼を支えていたのかもしれません。
     有名になりたいという気持ちはこれっぽっちもなく、ただただ美しい変化をもたらす自然への興味が、その人の人生そのものになり、結果的にすごく大きな功績を残した本当のお話。
     木版画のあたたかさが、物語と雪の美しさをさらにひきたてます。

    投稿日:2008/02/23

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  • 野に遺賢なし

    「野に遺賢なし」という言葉を聞いたことがあります。才能に恵まれた人が埋もれてしまうことがないという言葉らしいのですが、このお話を読んだと時、その言葉が浮かびました。

    雪の結晶は美しい、そして1つとして同じ物がない、それをたくさんの人に見てもらえたら、その気持ちを少年の頃から抱き続けて、常に努力し研究し続けるという姿勢が素晴らしいと思います。

    続けること、信念を持ちつづけること、簡単なようで難しいことをこの絵本は教えてくれます。子どものみならず大人でも、ベントレーの生き方に学ぶことは多いと思いました。

    投稿日:2007/11/09

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  • 雪の結晶の美しさ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子11歳

    伝記絵本ということで難しいかな、と思っていましたが、
    雪の結晶に引き込まれてしまい、ベントレーの一生に共感しました。
    アメリカ・バーモント州ジェリコの豪雪地帯に生まれたウィリー少年は
    雪が大好きだったのです。
    雪の美しさに魅せられたウィリーは観察やスケッチでは物足りず、
    両親に懇願して特殊なカメラを買ってもらいます。
    理解ある両親の姿もいいですね。
    雪の結晶の写真って、そう言われれば、撮影は難しいのですね。
    結晶の美しさも再認識しました。
    雪の結晶の撮影に一生を費やしたウィルソン(ウィリー)・A・ベントレー。
    彼の写真も少し紹介されていますが、
    彼のキラキラした目とメッセージを感じさせる芸術作品ですよ。
    木版画の絵が素朴な村の雰囲気に調和しています。
    さりげない注釈も多すぎず、まさしく雪の結晶の魅力も
    伝えてくれる絵本だと思います。
    私も雪の結晶についての本が読みたくなりました。

    投稿日:2007/02/21

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