上方落語のお話を題材にして、関西弁で描かれた物語。
表紙に鬼がいたり、火があったり一見絵を見ると恐いですが、ユーモアいっぱいのおもしろおかしいお話です。
綱渡りの最中に転落した軽業師のそうべえ。
目が覚めて連れられやって来たのはえんま大王のところ。
おまえは、あぶない綱渡りをして皆をハラハラさせたによって地獄行きじゃー!!
ふん尿地獄に連れていかれたり、じんどんきに食べられたりしますが、一緒に地獄行きになった歯医者さんやお医者さんたちと乗り越えていきます。
善悪の判断、これを楽しく学ぶことができるのがいいですね。
今は使わないような言い回しの言葉が沢山出てくるのですが、それもまた楽しいようで、これを読み終わったあとは、みんな、そうべえになってます。