副題に「あなたなら どんなふうに つたえる? ほんとうの ともだちって?」とあります。
憂鬱な気分で起きてきたクマネズミくんの所に、手紙が届きました。「大切な友達へ」と書かれたその手紙で、元気が出てきたクマネズミくんは、相手の名前が書いていなかった為に、その手紙を書いてくれた「友達」を捜すことにします。
しかし、なかなかその「友達」が見つからなくて…。
クマネズミくんは、手紙を書いてくれた友達を捜しているうちに、「本当の友達」について、いろいろかんがえるようになります。
そして、最後は…。
優しい気持ちになれる、素敵な絵本でした。
ただ、こういう絵本で気をつけなければならないのは、物事を諭すような台詞やストーリー展開です。
この絵本を読んだ子供達が、素直に大切な友達のことについて考えられるようになってくれたらいいなぁと思いました。