レビューで「おばちゃんに会いたくなる本」と読んで、買い求めました。
本当に今すぐにでも会いたくなります。
おばあちゃんと、よおちゃん、双方の「会いたい」という
気持ちが、どのページからも、生き生きとユーモラスに伝わってきます。
おばあちゃんとよおちゃんが、木の下でようやく会えた
場面では、思わず大拍手。
「こんどあいたくなったときには、このきのしたであおうよ、
おばあちゃん。」
このセリフが、私も娘も大好きです。
娘は、よおちゃんのように、1人でバスに乗って会いにいけたらいいのに、と
ちょっぴりさみしそうな顔をしました。
「Jもばあばにあいたいよ。でも、とおくて、なかなかあえないよ。」
公園に行ったある日のこと、大きなどんぐりの木まできた時、
「Jも、よおちゃんみたいに、ばあばとこのきのしたであうんだ!」と、
娘が目を輝かせながら言うのを聞いて、
私も目頭が熱くなりました。
この本を読んでいると、本当にある日、ひょこっとばあばが海を越えてやってきて、
この木の下で待っていてくれそうな気がしてきます。