「くれよんのくろくん」 みんなの声

赤や黄色など華やかな色たちの裏側でちょっとかなしい思いをしているくろくん。そんなくろくんが最後にはお兄さんの力を借りて力を発揮する物語。
一人ではなにもできないけど、それぞれの色が集まって素敵な作品が出来上がる。個々それぞれには役割があるんだよって教えてくれている気がします。
自分が、自分がと一人だけが前に出たのでは、いいものはできないんだよね。そんな奥深さがあるこの絵本だなぁと思います。
そしてなんといってもなかやさんの絵本は絵がかわいいのもポイント。
娘のお気に入りです。

クレヨンのくろくん。
ずっとこのえほんが気になっていました。
でも、なかなか買うことができずにいました。
この前ついに購入しました。

絵がかわいく、子どもも気に入ったようです。
黒くんは必要ないよと言われたとき、くろくんのとてもさびしそうな顔が印象的です。
最後にくろくんのお陰で綺麗なはなびになったときはすごいね〜と子どもたちも大喜びでした。

シリーズ１作目。ほんわかしたシリーズですが、実は結構シビアなところもあるかな、、、。

１作目では、くれよんがみんな絵を描きますが、くろくんには描かせないで仲間はずれにしちゃいます。そのうちケンカになったので、くろくんが全部を塗りつぶし、シャープペンのお兄さんが絵を描き、素敵な花火になりました。

ケンカも仲間はずれも良くないよ、仲間はずれにされている人にも実は素敵な何かがあるよ、と教えてくれるような作品だと思います。

子供がクレヨンをポキポキ折って遊んでしまうので、クレヨンの気持ちが分かれば！と思い、この絵本を選びました！

子供も楽しんで読んでます！
この絵本を読んでからクレヨンに話しかけてw『大丈夫？！』と思う反面、とても可愛い一面を見れてとても嬉しく思いました。

くろくん、最初はあまり使われなくて可哀想たわけど、とても素敵な役割をしてくれます！！！
シャープペンのお兄さんのアドバイス！！！そして、最後の活躍！かっこいい！

４歳と１歳の娘に読んであげています。

くれよんのなかまたちが、ちょうちょやお花など、大きな画用紙にどんどん絵を描いていきます。
しかし、くろくんだけは・・・なかなか出番がありません。
そのくろくんの必要性をシャープペンのお兄さんが教えてくれます！

絵もとても可愛いし、色がたくさん使ってあり、明るい絵本だという印象を受けました。
色の名前も覚えられるし、くれよんたちが描く物の名前も覚えられ、楽しい絵本です。

子供も、寝る前は必ず　「読んでー♪」と持ってきます。
買って良かったです！

知的障害のある子どもたちに読みました。
まだ色の概念がはっきりと身についておらず，これをきっかけに色に興味をもってほしいなという願いを込めて読みました。

ある子はこれまで黒や紫などの暗い色の区別があまりはっきりとついていなかったのですが，この絵本を読んでからは黒好きに拍車が…笑

赤や黄色など他の色も少しずつ色とことばとの関係がつかめてきているようです！

新品のくれよんたちが、真っ白の画用紙を見つけて大喜びで絵を描いていきます。
最後に残ったくろくんが、仲間に入れてもらおうとすると･･･
みんなは「せっかく描いた絵を黒くされたらたまらない」と言って入れてくれません。
子どもはくれよんたちに、「悪いことするな〜」と言っていました。仲間はずれはいけないとちゃんと分かっている様子。

はじめは楽しく描いていたくれよんたちも、夢中になりすぎてごちゃごちゃの絵になってしまいました。
そんな時、シャープペンシルのおにいさんが機転を利かせてくれます。

くれよんで真っ黒に上から塗って、そこにシャーペンで削って絵を描きます。あー、昔こんな風に絵を描いたことあるなーと思い出しました。

最後は素敵な花火の絵が出来上がり、クレヨンたちみんな、きちんとくろくんを認めてくれました。子どもも「良かったね」と言っていました。

最後に黒くんのお陰で花火の絵がとても綺麗なので魅入ってしまう絵本

でした。孫はどうしてか、黒のくれよんが大好きでよく園でも黒色を使

ってます。大きな紙に孫が大胆に黒色でぐるぐる書きをしているので、

気になっているところです。黒くんの好きな孫です！

みんなで仲良く綺麗な花火を完成したところがいいなあって思いました

２歳の息子と読みました。自分も１２色のクレヨンをもらったばかりだったので、はじめのページを見てすぐに「いっしょだぁ」と喜んでいました。
各々の色が順に画用紙に絵を描いてだんだんと絵が出来上がっていく様は、本当におえかきをしているようで、とても楽しい気分にさせてくれます。
くろくんが画用紙を塗りつぶして、一面まっくろになったところでは、息子もくれよんたちと共に急に不安になったようですが、きれいな花火のページを見て、声を上げて喜んでいました。
隣で見ていたお姉ちゃんたちが「これ、やったことあるよね」と口をはさんできました。その後は一緒にクレヨン遊びに夢中になっています。

２歳の時既にこの絵本は読んだことがあり、シリーズの他の２冊は欲しがったために買い、繰り返し読みました。しかし、これだけ持っていなかったため、娘はまた幼稚園から借りて帰りました。
読んだことは覚えていたけれど、細かいストーリーは覚えていなかったそうです。
くれよんたちが画用紙の上に描き出す絵はとても美しく、子どもにお絵描きの楽しさも教えてくれます。文字通り十人十色の個性は、ぶつかりあいもします。しかし、その個性を認め合い、生かし合うことを知れば、新しい、素晴らしい、美しいものを創造します。くろくんたちの最初のストーリーはそんなことをさりげなく教えてくれています。