お腹をすかせた11ぴきのねこが、がんばって大きな魚をとるお話。苦労してとった大きなお魚をみんなに見せようと、食べない約束をした11ぴきですが・・・。
私も小さい頃に読んだ覚えのあるこのシリーズ。すごく楽しんだ思い出があるので、図書館で再会したときは嬉しかったです。
作者の馬場のぼるさんは漫画家だけあって、絵もお話もとっても漫画チックなんだけど、そこがとっても魅力的。
最後のオチもしっかり楽しませてくれます。
息子(2歳7ヶ月)は、ねこたちを応援しながらも、「魚がかわいそう」と思っているようで、格闘の末捕らえられた魚を見て複雑な表情。そして骨になるシーンでは、黙り込んでしまいました。
しかし、次のたぬきのようなお腹をした11ぴきのねこたちを見ると大笑い。
一時はどうなる事やらと思ったのですが、最後は笑顔で本を閉じて、何回も読んでくれとせがみます。そしてそのたび複雑な表情や、悲しい顔、そして最後の大笑いを見せてくれます。
子供のいろいろな表情が見られる、とてもよい絵本です。